脱力法

顎関節に優しい口の開き方

この記事ではあごの筋肉、動かし方について紹介していきます。

顎関節症の方や話す仕事をしている方には特に読んでいただきたい内容になっています。

私が苦しんだ顎関節症

私は現在歌手として活動していますが、数年前まで顎関節症で悩んでいて、常にあごの痛みや感覚と付き合う日々でした。

手術までしないと治らないと医者からいわれ、半ば諦めていた時に、

「アレクサンダーテクニーク」というからだの使い方のレッスンがあるのですが、そこであごの動かし方を学びました。

すると顎関節の脱力ができるようになり、さらに顎が正しい位置にはまるようになり、

今では痛みもなく、自由に動かせるようになりました。

慢性的痛みを作る間違えた身体の使い方

普段生活する中で、誰もが「間違った身体の使いかた」のクセ持ってしいます。これが、ときに体の痛みや病気につながっていってしまうのです。

癖がつくことは仕方のないことですが、正しい使い方を学ぶことで余計な癖を取ることができます。

今回は顎開き方ですが、

「顎の脱力」についても記事を書いていますので、まだ読んでいない方はこちらも読んでください。

https://datsuryoku-life.com/relax-chin/



勘違いしてしまうあごの動き

間違ったクセのつき方は100人いれば100通りあります。

人は動きをイメージをすることでその通りに体を動かしていますが、

痛みなどの問題を抱えている方は間違えたイメージを持っていないか今一度確認してみましょう。

間違ったイメージのパターン1 真下に開く

写真のように、下顎を上顎に平行のまま開く動きです。

私は以前までこの動きをイメージしていました。

口腔の広さを変えることだけを考えて顎関節があることを考えていない状態です。

パターン2 扇のように顎関節を中心として開く

こちらは顎関節があることをイメージしているのですが、それ故に起こってしまう間違いです。

あごの動きはロボットのように単純ではありません。

正しい下顎の動かし方

間違えたイメージを持っている方は、あごが開く際に「下顎が前にスライドする」動きがあることイメージしていません。

そして前にスライドしながら同時に開いていきます。

この時に、頭のバランスを適切に取り、顎関節がきちんと脱力した状態で行ってください。

そしてこの動きは、唇の動きを先行させて唇についていくように動かしましょう。

あごの動きのイメージ↓

あごの動かす際は、首と頭蓋骨の関係がよく、周りの筋肉が脱力しており、頭のバランスが取れていることに気をつけて行ってください。